『ファイアーエムブレム if』開発者インタビュー公開。「アンロック形式ではない」ってことだけどそれってさ・・・


以前「ファイアーエムブレムif」の販売方法が酷すぎって記事を書いたけど、自分と同じように思った人も多かったようでその誤解を解くかのように4Gamerが開発陣にインタビューを行っていました。インタビュー記事では例のダウンロードコンテンツに関して「アンロック形式じゃない」ってところを強調していますが、読んでみれば分かる通り何も解決してないですよね。

当ブログにもこの4Gmaerの記事が上がった事によって苦情?のメールが届きましたので、書くつもりなかったけど今回の4Gamerの記事も加えた上で、改めて自分の考えというかこういうところが汚いよねってのを説明したいと思います。
まず前回のまとめ?から
『ファイアーエムブレム if』のDLC商法が酷すぎ。6章まで遊んだらルート選択→選ばなかった別シナリオは課金(2000円)でアンロックする仕様
まずこのゲームの仕様としてダウンロード版は6章まで物語を進めたのち、どちらかの"王国"を選択しなければいけない。選択後の別ルートのシナリオは文字通り「ロック」されてしまい一切遊べなくなってしまいます。別ルートのシナリオを遊びたければDLCとして課金(2000円)を払いアンロックされる。
前回はこうして記事にしたんですね。一方、4Gamerの記事で明かされた「アンロックでは無い」という説明部分にツッコミたいと思いますが、まずは該当記事の引用をお読みください
4Gamer:
ちなみに,ダウンロード版については,5章までの共通部分を遊んだあとに,どちらの勢力につくかを選べるんですよね?
山上氏:
そうです。パッケージ版とダウンロード版で売り方が異なるというのは,シリーズで初の試みですね。厳密に言うと,ルートを選択したあとに,もう一度ダウンロードが必要になります。もちろん,すでにご購入いただいたあとですのでダウンロードは無料です。
樋口氏:
いわゆるアンロック形式ではないんですよ。さらにもう片方のルートを遊ばれるときには,追加コンテンツとしてあらためてご購入とダウンロードを行っていただく形になります。
山上氏:
パッケージ版をご購入いただいた方には,もう片方のルートを追加コンテンツとしてダウンロードでご購入いただけるようにしています。
http://www.4gamer.net/games/287/G028791/20150427113/index_3.html
つまり、ダウンロード版は6章まで遊んだ後、どちらかの王国を選択すると、もう一度ネットに接続して選んだ王国のシナリオがダウンロードされるということみたいです。たしかにこの仕様なら「アンロックではない」とは言えます。でもさ、「一本のゲームからわざとシナリオ削除して後々ダウンロードさせる形」ならば「アンロックじゃない」って言いたいののかな?その逃げはおかしくない?w
6章になったら再度ダウンロードしなきゃならないとか、なおさらDL版の仕様としては面倒じゃね?ダウンロード版を購入して、ゲームを進めた後再度途中でダウンロード入るとかただただ不便なだけ。
限定版が1カートリッジに収まっている以上「切り売り」なのは間違いないですし、普通のゲームはルートが分かれてるからといって2本分にしたりしません。もちろんボリュームがあるため、開発コストが高騰しその結果2パッケージという形になってしまったのは分からなくもない。
開発側は「シナリオ一本でゲーム1本分の手間をかけているのだからそれでいいだろう」ってスタンスで、それなら良いじゃんって人もいますけど、でも結局そこって岩田社長が心底嫌っていた「一本としてあるゲームを分割式で売るDLC商法」そのものなんですよね。
限定版が1カートリッジに2本収録したものでなければここまで荒れなかったろうなと思う。
これを養護してる人達はたぶん一生理解できないことだろうし、ゲームを買うのも買わないのもユーザーの自由ですけど、自分のブログでゲームに対する考えをつらつらと書くのもまぁ自由ですよね。ネガキャンをしようだとか、そういう考えでないことは言っておきたい。ただ、バンナムの商法を嫌っている人達がいるように、自分の思いとしては「こういう商売は許してちゃダメだ」と思っただけ